令和3年12月24日(金)14時~16時
東北大学大学院理学研究科天文学専攻 秋山正幸教授の講演を1・2年数理探究クラスの生徒が聴講しました。
・演 題:「超巨大ブラックホール形成の謎に挑む」
・講演要旨:銀河の誕生と進化について、中でも巨大ブラックホールの形成に関して、現在わかっていること、そしてこれからの研究課題について、天体望遠鏡による観測データなども踏まえて講義していただきました。
新型コロナウイルス感染防止のため、オンライン形式(Zoom)による開催となりました。
積極的に質問をする2年生
1年生も積極的に質問しました
お礼のことば:2年工藤さん「夜空を見る見方が変わりました」
皆で手を振って秋山先生とお別れしました。大変充実した2時間でした。秋山先生、ありがとうございました。
【生徒の感想】(一部)
・ブラックホールが質量をもつことで、ゆがみが生まれるなど、さまざまな知識を得ることができました。調べれば調べるほど太古の姿が見えてくるということが今英語で習っている単元でも書かれてあったので少し身近に感じました。
・地球、太陽、人など比較すると、どのくらい大きいのか理解しやすかったです。「地球をブラックホールにしたとき、大きさはビー玉くらい」という例えを聞き、そこまで小さくなるのかと驚かされました。
・ブラックホールのまわりの星の軌道は円や楕円のようにならないということがわかりました。天文学の研究においては、長い年月をかけて観測したり、規模の大きな機材で観察しなければいけないので、たくさんの人がかかわって研究しているのだと思いました。
・自分は宇宙の知識は皆無だったので、知らないことばかりを知ることができてとても面白かったです。特に驚いたのが、ブラックホールでは時空が歪んでいる、ということです。時空の歪みはブラックホールの大きすぎる重力によって光までもが曲がって見え、進む方向が歪んで見えるということだとわかったときは、ものすごく感動しました。