校長からの御挨拶
秋田県立秋田北高等学校
校 長 永井 元
秋田県立秋田北高等学校のホームページをごらんいただき、ありがとうございます。
新型コロナウイルスが変異を繰り返し、感染が未だ収束せず、不安を抱きながら、令和4年度が幕を開けました。感染を防ぎ、健康と安全を確保し、安心感のもてる学校を全校一致の精神でつくりあげてまいります。
1901(明治34)年に本県初の高等女学校として、ここ秋田市千秋中島の地に開校した本校は、3万5千人を超える卒業生を送り出し、その多くが県内はもとより、国内外で活躍しております。2008(平成20)年には男女共学となり、昨年度、創立120周年を迎えました。新たな歴史と伝統を未来に紡いでいく思いを強く抱いて、日々の教育活動を進めております。
2001(平成13)年、創立100周年を機に「自求真善美」を校訓と定めました。生徒は、「真理を求めて熱心に学ぶ」、「明るく誠実に正しく歩む」、「美の感性を磨き創造する」ことを心にとどめ、日々励んでおります。この春228名の新入生を迎え、校内は、生徒の元気で、さわやかな声に満ちあふれ、明るい笑顔が輝いています。
本年度の重点指導目標を「夢を抱き 可能性を高め 主体的に考動できる生徒の育成」としました。一人一人の生徒の希望が実現できるように、保護者はもとより、県民の理解と協力を得ながら、教職員は総力を挙げて、指導に当たってまいります。今春の国公立大学合格者は100名を超えました。多くの困難を克服したこの成果を糧に、指導にさらなる工夫と改善を重ね、一層の充実と向上を目指してまいります。
生徒の多くが部活動・同好会活動に加入し、優れた指導者と恵まれた練習環境の下、意欲的に活動し、インターハイや全国高校総合文化祭をはじめとする全国大会に出場するなど、優れた成果と実績を積み重ねています。生徒は、学業と特別活動や部活動を通して、知性・品性・感性を陶冶し、社会に生きる基礎を築き上げ、今後の人生を堂々と歩むことのできる、たくましく、しなやかな人間性を備えていくものと期待しております。
同窓会「あげまき会」、PTA「むつみ会」、教育振興会「あさひ会」、さらには、県民の皆様のお力添えをいただき、校歌に歌われる「励みあひ・睦みあひ・諫めあひ」を生徒が体現し、「強く、明るく、正しく」生きることができるよう、学校一丸となって力を尽くしてまいります。
2022(令和4)年4月